ファスト映画を動画共有サイトに投稿した男に有罪判決

 長編映画を10分程度にまとめて、動画共有サイトに投稿し、動画を公衆に公開した男が、著作権違法の疑いで逮捕され、裁判の結果、懲役2年、執行猶予4年、罰金200万円という処罰を受けたというニュースが流れている。正直、YouTubeで映画のワンシーンを見ることは時々あるが、映画をファスト映画で見て、映画を見た気にはならない。映画は2時間なり3時間なり、その時間で語られる全てが、ストーリーに意味のあるシーンで構成されていると思っているからである。ファスト映画を見て得られるのは、単なるあらすじのみ。それを映画を見た気になる、という人がいたら、ちょっと考え方がおかしいと思わざるを得ない。映画はじっくり見ることで味わいが出てくるメディアである。今回の判決は、妥当かなと思っている。映画ファンとしては、映画は2時間なり3時間なり、じっくり見たいものである。

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