スター・トレック:ディスカバリー シーズン4 第3話「生きることを選べ」(YouTube)

あらすじ

惑星連邦の艦隊にダイリチウムが支給されている時、ニバーのジヴィニ率いる傭兵部隊が艦隊を襲撃し、宇宙艦隊の士官を殺害してダイリチウムを奪い取ってしまう事件が発生する。事態を重く見た艦隊とニバーは合同でジヴィニを追跡することになり、艦隊からはバーナムとティリーが、ニバーからはバーナムの母とクワト・ミラットが参加する。その頃、スタメッツは重力異常の調査を続け、原始ワームホールの一種ではないかという仮説を立てる。しかし、その仮説を裏付けるにはまだ要素が足りなかった。そのため、スタメッツはニバーの協力を得て、重力異常の存在が何であるかを確かめようとする。一方、アディラの友であったグレイの精神をカルバー医師は人工体に移植しようとする試みを行なっていた。そのために、トリル族の助けも得ていた。バーナムとティリー、バーナムの母、クワト・ミラットは、ダイリチウムに仕掛けられていた追跡装置を追いかけ、ジヴィニの居場所を突き止める。しかし、ジヴィニは「自分を追跡すれば、命の保障はない」と警告する。ジヴィニの居場所は惑星であったと思われたが、実は違っていて、惑星連邦が出会ったことのない異星人の船の中だった。その異星人を救うべく、ジヴィニはダイリチウムを強奪したのだった。それを知ったバーナムは、異星人を助ける行動をする。

感想

シーズン4の第3話は、1話、2話で続いた重力異常の話は一旦脇に置いておいて、ニバーのジヴィニという人物がダイリチウムを強奪して連邦士官を殺害したために、バーナムとティリー、バーナムの母、クワト・ミラットがジヴィニを追跡するという別のストーリーを持ってきている。その話も実は重力異常の話と関連はあるし、スタメッツが重力異常の解析を行う中で、重力異常が実は原始ワームホールではないかという仮説を立てるものの、証拠が不十分なので、ニバーに解析協力を依頼するという展開も待っている。そして、アディラの友であって、シーズン3で存在が消滅したグレイの精神を人工の体に移植しようとするカルバー医師の話も絡んできており、結果的に3つのストーリーが絡み会っていることになる。そのため、話が飽きることがない。ジヴィニの話は今回だけの話だが、重力異常の話は、ブックの心が救われる話に繋がっているし、グレイの復活はまた、新たなドラマを生み出している。まだ、先は長いので、重力異常の話は小出しにしてくると思うが、展開は面白いと思う。

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