佐野元春プレミアムライブ2023(NHK BSプレミアム4K)

佐野元春&THE COYOTE BANDの2023年全国ツアー「今、何処TOUR」から、東京国際フォーラムの公演を1時間にまとめた番組が、この「佐野元春プレミアムライブ2023」である。

佐野元春のライブ映像としてはおそらく初めての4K画質での収録になるのではないかと思う。たまたまこの放送の告知が流れる前に4Kチューナーを買っていたので、運よく4Kの高画質で見ることができた。

ただ、4Kの本質は高精細なだけでなくHDRにこそ本質があると思っている。残念ながら「佐野元春プレミアムライブ2023」はSDRでの放送だった。SDRだとBlu-rayの色彩と全く同じなので、「今、何処TOUR」のステージバックの映像や照明の華やかさが今ひとつに感じられてしまうところはある。4Kで収録しているので、後日リリースされるであろうビデオは4K UHD Blu-rayになる可能性もあり、その時の色彩がHDRになる可能性もなきにしもあらずだが、SDRの可能性も高い。

1時間という枠の中でどのような選曲になるのかと思ったら、アルバム「今、何処」の前半6曲は全部、後半は1曲のみ、あとはTHE COYOTE BANDとのコラボ曲が数曲と「SOMEDAY」、「アンジェリーナ」という形だった。楽曲自体のカットは全くないので、フルで聴くことができたのは嬉しいところである。そのためか、「アンジェリーナ」の後、そのまま番組が終わってしまい、スタッフクレジットとか何もないのは残念だったが。

映像はシネマスコープサイズでの収録である。なのでテレビの上下に黒い領域は出るが、その分横に長いのでインパクトはある。ステージバックの映像も結構見えるようなカット割りをしているので、そちらに目移りするところがある。実は下の黒い何も写っていない領域は楽曲名とその楽曲の歌詞が全て表示されているので、佐野元春初心者でも何を歌っているかは理解できる。熱烈なファンならば、「今、何処」の世界観をライブビデオにするとこうなるのか、と思うだろう。

東京国際フォーラムのライブだと、セットや演出、ステージバックの映像等が僕が見た福岡公演からアップデートされているので、新鮮な感覚で見ることはできる。ステージバックの映像も舞台の両袖にディスプレイを設置し、見やすくしているのがわかる。

音声はBSなのでAACでの放送だと思う。圧縮音声ではあるが、聞き応えがある。AVアンプのドルビーサラウンドを効かせて見ていたが、臨場感あふれるサラウンドになってしまい、興奮していた。

HDのBSでは1月放送なので、BSプレミアム4Kを視聴できない環境の方は、少し待って期待していて欲しいと思う。来年の春リリースが予定されているというビデオの方も期待している。

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