母がこの世を去ってまだ1ヶ月経っていないが、父から「母の遺産を整理してもらえる?」と頼まれたので、僕が窓口になって母の遺産を整理することになった。
遺産整理といっても、自分で1から始めると、とんでもない労力と時間を使いそうなので、母の遺産の一部がある銀行の遺産相続サービスを活用することにした。このサービスは当然、銀行に対して手数料を支払う代わりに、本来僕がやらなければならない戸籍謄本の取得とか、母の資産の洗い出し等を代行してくれる、というものである。
僕も会社の仕事が忙しいので、1から自分で遺産整理を行うなんてできないとは思っていた。父は「弟と二人で協力して整理してほしい」とは言っていたが、弟は仕事が忙しいのと、なんか母の法事やこういう事務処理に対して逃げ腰なので、僕が一手に引き受けるしかなかった。
昨日、母の遺産の一部が眠っている銀行の担当者と電話でやり取りし、遺産整理の依頼をオンラインで行った。オンライン申し込みだと、対面での打ち合わせもなく、電話かLINEでのやり取りと、後は必要書類への署名、捺印のための郵送手続きぐらいで済みそうである。もちろん、遺産相続を誰に行うかを確定させないといけないので、それは家族会議で最終的に相続人に署名と押印をいただき、その書類を銀行に送り返すことになる。また、遺産の総額が確定したら、その明細をまた家族会議で公開し、全員の了解のもと、配分をどうするか確定する必要もある。
母の銀行遺産についてはそれでいいのだが、保険の受取人については、わかっている範囲では父と僕になっているので、一度実家に書類等を持って行き、父のサインをもらって、後は僕も書類にサインをして払い出しを行うことになる。これも、後で総額明細の中に書いてもらって、家族で分配になると思う。
で、昨日の晩、父に状況を説明したところ、父から「母の保険、まだいくつか銀行がわかっていない分もある」という話をもらった。保険の受取人のサインもらうのに、16日に実家に行く予定にしていたので、その時にまた母の遺産で父がわかっている分を洗い出して、銀行に伝えないといけないなと思っている。
どちらにしても、身内に不幸があると、いろいろ事務手続きが大変なのだが、それでもこなさなければならないので、なんとか進めてみようかと思っている。順当に行くと、次は父の死だろうから、その時はもっと大変かなと思っている。
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