ホワット・イフ…? シーズン3第6話「もしも…1872年なら?」(Disney+)

あらすじ

1872年のアメリカ開拓時代、テン・リングスことシャン・チーと、ホークアイことケイト・ビショップは邪悪な敵であるフッドを探していた。二人は彼らを抹殺しようとするジョン・ウォーカーたちを退治し、ある街に来るのだが、街には大人はおらず、子供であるジュン・ファンが一人いるだけだった。

ジュン・ファンによれば、幽霊汽車がやってきて、大人たちを連れて行ったという。シャン・チーとケイト・ビショップは、ジュン・ファンを連れて幽霊汽車が走って行った後を追いかける。

シャン・チーがフッドを追いかけるのには理由があった。1860年に彼と妹のシャーリンが新天地であるアメリカにやってきたのだが、フッドの野望に阻まれ、シャーリンはフッドに誘拐されてしまったのである。誘拐されたシャーリンを取り戻すべく、シャン・チーはケイト・ビショップと手を組んでフッドの行方を追っていたのである。

荒野の果てで、幽霊汽車を見つけた3人は、幽霊汽車に乗り込む。そこには誘拐された街の大人たちが大勢いたが、意識がなかった。そして、誘拐した張本人であるソニー・バーチという男が現れる。ソニーは「じきにフッドに会える」と言っていた。

ジュン・ファンはソニーの手下に殺されそうになるが、ウォッチャーの介入により命が助かる。

そして、シャン・チーはフッドと対面し、二人は戦い始めるが、フッドの正体は意外な人物だった。そして、ソニーはケイトを意識のない状態にしようと目論む。

感想

このエピソードは、痛快アクション西部劇の様相を呈していて、娯楽性に富んでいる。主人公がシャン・チーとケイト・ビショップというまたまたこれから活躍するであろうヒーローたちを使っているのは新鮮味がある。

そして、この二人についていく少年、ジュン・ファンの活躍も見どころの一つである。彼は命を落としそうになるが、前話に引き続きウォッチャーの介入により、命が助かる。実はその介入がウォッチャーの立場を危うくさせているのだが。

シャン・チーとケイトはフッドという邪悪な敵を探しているが、その正体が判明した時には想定外のキャラだったので意外である。そして、フッドとの決着がこれまた予想外の終わり方をしてしまうのも面白いと思った。

前話ぐらいから、シーズン3におけるウォッチャーの立場がマルチバースでの他のウォッチャーとの違いを明確にしていて、残り2話で話をまとめるつもりなのか、どうなのかが気になってきた。このエピソードのラストは次回への期待を持たせるものになっている。

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