デアデビル:ボーン・アゲイン シーズン1第6話「過剰な力」(Disney+)

あらすじ

犯罪組織のルカはフィスクの元を訪れる。フィスクが市長になったことで、ルカはフィスクの言うことを聞かなくなっていた。フィスクは金の力でルカを操ろうと目論む。

マードックの恋人グレンは、マードックが銀行強盗の人質になっていたことを心配していて、ニューヨークの自警団を紹介してほしいと話していた。パニッシャーやデアデビルの名を出したグレンに対して、マードックは曖昧な態度をとるだけだった。

マードックの元にヘクターの姪が訪れる。ヘクターが、殺される前にニューヨーク市民がいなくなってしまったことに対する調査をしていたことを、姪はマードックに伝える。しかし、その情報を聞いてもマードックが動かないので、姪は一人で謎を解明しようと動いてしまう。

ニューヨークのビルには様々な壁画が描かれていて、フィスクはそれの清掃を業者に命じていた。しかし、業者は壁画が消せなかったことをフィスクに告げる。なぜならば、壁画の塗料の中には人間の血が混ざっていて、通常の作業では無理だったからである。

人間の血が混ざった壁画を書いていたのは、ミューズという覆面をした連続殺人鬼だった。彼はニューヨーク市民を殺害し続け、その殺害した人々の血を使って壁画を書いていた。

フィスクはその事実を知り、ニューヨーク市警の中で問題児たちを意図的にかき集め、ミューズの摘発に乗り出させる。ミューズの退治のためにはボディカメラの装備も不要という指示を出す。

ヘクターの姪は地下鉄の線路を歩いて、いなくなった人々の調査を一人でしようとしていたが、ミューズに捕まり、彼の犠牲になりかける。しかし、マードックがヘクターの姪の危機を知り、友達が死んだことで封印していたデアデビルのコスチュームを身に纏い、ミューズと対決して、ヘクターの姪を救出する。

その頃、フィスクも監禁していたアダムと対決し、アダムを完膚なきまでに叩きのめしてしまう。

感想

第5話とこの第6話は、一挙2話同時配信だったので、見るのに少し苦労したが、今日の休みで2話とも見終わった。第6話は、ついにマードックが封印していたデアデビルとしての活動を再開させる話で、かなり見応えがあった。

しかも、デアデビルとしての活躍と同時に、フィスクが監禁していたアダムを完膚なきまでに叩きのめす展開を描き出していて、デアデビルとフィスク、というかキングピンとの対比が明確にされているのが興味深い。

今回、マードックがデアデビルのコスチュームの封印を解いたのは、ホワイト・タイガーことヘクターの姪が人間の血で壁画を描く連続殺人鬼、ミューズの魔の手に落ちたため、彼女を救うためだったのだが、第5話以前からマードックがデアデビルとしての活動を再開させる可能性がある、というカットはしばしば入れられていたので、ついにヒーロー再生! という展開に喝采をあげる思いである。

しかし、連続殺人鬼のミューズの正体はまだわからないし、ミューズをはじめとする覆面をしたものに対するフィスクの敵対心といい、まだまだマードック及びデアデビルに対する危険性は除去されないままだろうと思う。それでも、第5話まで描かれてきた展開が少しずつ結びついてきているのには快感を覚える。

デアデビル再生後の展開がどうなるのか、相当気になるところではある。

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