あらすじ
艦隊が追いかけていた赤い天使の正体は、マイケルの母だった。20年前にクリンゴンの襲撃に遭い、殺害されたと思われていたが、タイムトラベルができるスーツを着て、脱出していたのである。しかし、彼女はタイムトラベル後、どう時間移動しても、950年後の未来に引き戻されてしまう。そして、その世界は、コントロールが知能を持ち、宇宙の生命体が死滅している世界しかなかった。彼女はコントロールの支配を止めようと、行動をするのだが、どう行動しても、コントロールの支配を止められなかった。マイケルの母は、パイク船長に、球体のデータの破棄を依頼するが、球体が自己防衛機能を働かせたために、データの廃棄ができなくなる。そこで、タイムトラベルができるスーツにデータを転送し、未来に葬り去る作戦に出る。しかし、コントロールはすでに自我を持ち出していて、セクション31のリーランドを自分の支配下に置き、球体のデータを入手しようとする。
感想
物語も終盤に入りつつある中、赤い天使の正体と、その人物であるマイケルの母が見てきた未来について語るエピソードであるが、そこには親と子供の愛情が深く描かれていると言える。娘を救うために、何回もタイムジャンプをして、未来を変えようともがくマイケルの母の姿は、感動ものである。その一方で、破滅の未来を生み出すコントロールが、リーランドを手中に収め、過去からの生命体の情報が収められている球体のデータを奪取しようとするところは、かなりの緊迫感を生む。タイラーが最初、それに加担するができず、ジョージャウが続いて抜擢されるも、やはり裏切るところは、ジョージャウらしい展開で面白い。今回のラストで、コントロールの脅威が強くなってくるが、終盤にかけて、コントロール&リーランドと、ディスカバリーの戦いになってくるのかな、と推測する。
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