今日の朝日新聞の記事によると、霞ヶ関の国家公務員の労働組合の加入率が、人事院の調査で5割を切って、47.6%になっているという。大手企業での組合加入率の低下が結構懸念されているが、霞ヶ関の国家公務員でも、それは深刻なようである。でも、僕も組合員だから、なんとなくその理由は分かるような気がする。労働組合の仕事が、なんかずれているというのが、加入率の低迷につながっているのではないかと思う。民間の大手企業だと、会社側のリストラ策にあっさりと応じ、組合員の辛さを受け止めることなく、そのままリストラに共鳴したり、一見するともっともだが、実際にはなんの効果もない政治家を担ぎ出して、その応援をしろ、と政治活動を強制する。そうしたことを続けていれば、それは組合から離れる人が多くなるのも当然である。僕も組合からは離れたい気もあるが、僕の会社はユニオンショップ制なので、組合から離れる=会社を退社になってしまい、身動きが取れないから、おとなしく組合のいうことに従っているのである。そろそろ、組合も時代に合わせ、少しは違った活動をしてもらいたいものだと思う。
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