ドクターは自分の性能の可能性をかけて白日夢を見るプログラムを追加した。そして緊急時に指揮権を握るような提案をジェインウェイにする。当然その提案は却下されるのだが、彼の白日夢はどんどんひどくなっていくばかりだった。その中ヴォイジャーを観察する異星人の船があった。異星人はあろう事かドクターをモニタリングすることで、ヴォイジャーの能力を測ろうとしていたのだった。その結果、異星人はヴォイジャーの性能を勘違いしたまま、ヴォイジャーに接触しようとする。白日夢の能力をデリートされたドクターだったが、異星人との接触により、臨時に艦長職をまかされる羽目になる。
ドクターが主役の爆笑物語。ドクターがただの嫌みなホログラムからだんだん人間に近づいていくというのは、スター・トレックの定番である「人間とは何か」という問いかけにも通じているのだが、今回はドクターが白日夢を見て、艦の指揮をまかされるという成長物語にも感じる。しかし、ドクターの場合、セブンと違って、段々ギャグの域に達してしまっているのはいいのか悪いのか。原題から「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」という小説のパクリかなと思うが、小説未読のため詳細はわからず。
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