気がつくと、ケスは老化現象で死の淵にあった。彼女の記憶は殆ど無い。治療を施そうとドクターが行動を起こすと、ケスはタイムトラベルをして、過去に戻った。その過去ではケスはパリスと結婚し、二人の子供はキムと結婚して孫までいた。しかし、再び体温が下がって過去に戻っていく。そうしてケスは過去にどんどんタイムスリップをし、原因がクレニム人の放ったクロノトン魚雷の放射能を浴びて、その残留放射能が死の淵にあったケスに治療を施したために活性化したことが分かる。そうこうするうちにケスはどんどん若返っていくのだが。
今回のエピソードは大抵出来のいいタイムトラベル物。それを寿命が9年しかないケスで逆転の発想で作られたエピソードでなかなか面白いと思った。ケスの見た未来が可能性の未来とはいえ、ケスがやっぱりパリスと結婚しているとか、キムがその二人の娘と結婚したとか、ドクターが名前を持って髪の毛がふさふさだとか、これまでの設定をうまく使って好奇心をかきたてるようなエピソードに持って行けていると思う。今回話しに出てきたクレニム人とクロノトン魚雷は多分第4シーズンで語られるはずで、ちょっとうまい伏線の張り方だなと思う。今回はケスがショートヘアーではなくて、ロングヘアー(聞いた話では演じるジェニファー・リーンは元々ロングヘアーだということらしい)なのは大人っぽさが出ているような気がする。
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