本サイトでのレビューは、the social network(Blu-ray)/ソーシャル・ネットワーク/輸入盤DVDで観た映画のレビューを参照のこと。デビュー当時はCM界の鬼才と騒がれた監督・デヴィッド・フィンチャーだが、この作品と「ベンジャミン・バトン」では普通のドラマを作っているように思える。もちろんドラマと言っても画面の構図などは特徴があるので、見ていて飽きないが、初期の「エイリアン3」とか「セブン」を撮っていた頃からすると、大分変わったなと思う。作品の内容が内容だけに、あまり時期が陳腐化しないようにと思って僕にしては意外に早くに鑑賞した作品だが、本サイトでも書いたようにとにかく会話がすごく早いのでストーリーに追いついていくのが精一杯で、会話劇の妙を楽しむまでには至っていない。それでも面白いと思ったのは、監督の映像と音響のセンスによるものが大きかったのではないかと思う。
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