[ニューヨーク 17日 ロイター] インターネットセキュリティーの専門家によると、米アップル「Mac(マック)」を狙った偽のアンチウイルスプログラムが見つかった。これまでウインドウズに比べて安全と思われてきたMacだが、普及に伴ってハッカーの攻撃対象になりつつあるという。
セキュリティーソフト大手のマカフィーはこの1週間、対策ソフトを装ったウイルスがインターネット上で「絶え間なく」検知されていると明らかにした。
偽のアンチウイルスプログラムは、人気の検索ワードで表示される検索結果のリンクをクリックした際にダウンロードされる仕組み。また、電子メールやツイッター、フェイスブック内に貼られた悪意のあるサイトへのリンクから広がる可能性もあるという。
こうしたプログラムは、パソコンがウイルスに感染したというメッセージを表示させて、偽のアンチウイルスソフトの購入を勧め、80─100ドルを支払えば一般的にメッセージは消えるという。
ネットセキュリティーのソフォスは、こうしたMac向けウイルスについて、「これだけ大量に検知されるのは初めて」と指摘している。
ここのところ景気のいいApple社だが、やはりというか出る杭は打たれるのとおり、Macを狙ったウイルスが大量に登場してきているとのこと。まあIT企業ではNo.1に輝いてしまったわけで、これは必然かとも思う。困ったことにMac向けのウイルス対策ソフトって今のところあまり種類がないのが課題だと思う。このままApple社の売り上げが伸びてきて、Macの売上も伸びれば、この手のニュースも日常茶飯事になると思う。Windowsが狙われたのと同じように。Macユーザーの意識改革は必要かなという気分である。
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