尖閣諸島の中国漁船の衝突事故ビデオ流出事件の結末

以前このブログでエントリーした、尖閣諸島の中国漁船と海上保安庁の警備艇の衝突事故を収めたビデオがYouTubeに週出した事件で、検察は、ビデオを流出させた海上保安庁の職員、一色正春氏を不起訴処分にしたとのニュースを本日の毎日新聞で知った。結局は中国漁船の船長を起訴猶予にしてしまったことや、ビデオの秘密性が悪質ではないとの判断ということ、一色氏がすでに海上保安庁を退職していることなどから、国民感情も配慮してこの処分になったということらしい。まあ、確かに国民感情を考えると、厳しい処分はできないよなと思うし、海上保安庁のビデオの管理の仕方もずさんだったと言わざるを得ない。一連の騒ぎの中で明らかになったのは、日本人の中国への反感情が増したということだけ。これはあまりいいことではないと思う。まあ僕も今の中国という国家のやり方にはちょっと辟易しているものがあるが、そこに住む人たちには一種の接し方を保っていればいいのではないかと思う。それは対等な立場で接するということ。今回の事件では、日本はそれができなかったと思う。今後もこういう事件が起こるとは思うのだが、もう少し政府は対等な立場で中国に接してほしいと思う。

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