「シー・ハルク:ザ・アトーニー」シーズン1第4話「本物のマジックとは?」(Disney+)

あらすじ

ロサンゼルスで閑古鳥のなく劇場で手品を演出していたドニー・ブレイクは、かつてカトマンズのウォンの元で教わった魔術を使い、観客の一人であるマディスンを他のポータルに送り込んでしまう。マディスンはポータルからウォンの元に辿り着き、ウォンが見ようとしていた「ザ・ソプラノズ」のネタバレをしてしまうが、ウォンが正しい知識を持って守ってきた魔術を手品として使われることに彼は怒り、ジェンのもとに裁判を起こしてドニーが魔術を使えないようにして欲しいと依頼する。ジェンも困ってしまうが、ウォンの依頼を受け、ドニーが魔術を使えなくなるような裁判を起こすが、ドニーの魔術は裁判官を魅了し、また、ウォンが召喚した証人であるマディスンの態度から、仮差し止めは無効とされる。その頃、ジェンはインターネットのマッチングアプリで理想の男性を探すことにしたが、ジェンの状態ではマッチングできなかった。シー・ハルクの状態でプロフィールを登録すると、マッチングが多数紹介され、彼女は複雑な気分になる。ドニーは相変わらず魔術を使っていたが、別のポータルから悪魔を召喚してしまい、事態の収拾がつかなくなり、ウォンに助けを求める。ウォンは世界の平和のためにドニーのしでかした問題を解決するために動き、ジェンにも協力を要請する。

感想

前話に引き続き、「ドクター・ストレンジ」の名脇役キャラ、ウォンがゲスト出演するストーリーではあるが、結構抱腹絶倒なストーリーになっている。ウォンの操る魔術を手品の一つとしてショーの披露をしてしまうドニーという男がいて、彼の魔術の使い方に頭に来たウォンがジェンに裁判を起こすよう依頼するという、珍しく裁判物になっているのである。その裁判の行方は、ドニーの魔術にハマったマディスンという若い酔った女性の言動から、ドニー有利になってしまうが、最終的にはウォンが勝つようになっている。マディスンはこのエピソードでは結構重要なキャラで、「ウォンちゃん」と馴れ馴れしくウォンを呼び、二人で「ザ・ソプラノズ」を見ているという、どういう設定なんだ、と言わざるを得ない展開が待っている。その一方で、第1話で裁判所で暴れたタイタニアという超人が無罪になり、シー・ハルクの商標を自分が持っていると、ジェンに対して裁判を起こすところも、おかしい。マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマシリーズは4K/DOLBY VISION/DOLBY ATMOSで配信されているが、このエピソードのクライマックスの悪魔との戦いは、結構ATMOS効果が抜群で、聞き応えがあると思う。

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