佐野元春&THE COYOTE BANDのベストアルバム「THE ESSENTIAL TRACKS」のデジタル配信が、この5月15日から始まった。このアルバムは3年近く前の2020年秋にCDとしてリリースされている。今回、デジタル配信が開始されたので、より身近にこのベストアルバムが聴けるようになったのだが、ふと思ったことがあった。
僕自身はAppleのエコシステムに囲まれているため、CDを買ったら、MacBook ProでCDをリッピングして、iTunes MatchでiPhoneやiPad等のミュージックアプリとクラウド同期している。ローカル同期よりはクラウド同期の方がはるかに利便性が高いからだが、この「THE ESSENTIAL TRACKS」を入手して、CDをリッピングしたときに困ったことが起きていた。何曲かは、「2020mix＆radio edit」として新たな編集が加えられていたのだが、iTunes Matchの声紋の整合性の限界からか、「2020mix＆radio edit」の楽曲がアップロードにならずに、既存のアルバムに収録されている楽曲とマッチしてしまっていたのである。つまり、MacBook Proのミュージックアプリならば母艦なので「2020mix＆radio edit」を聴けるのに、iPhoneやiPadではオリジナルアルバムのバージョンしか聴けない、という問題を孕んだままになってしまっていたのである。
しかし、5月15日からデジタル配信で「THE ESSENTIAL TRACKS」が配信されたことで、iTunes Storeで「2020mix&radio edit」も配信されているので、今度はiTunes Matchでも楽曲が一致するのではないかと考えた。そのためには、MacBook Proに登録してあるCDからリッピングした楽曲を一旦消し去り、再度CDからリッピングしてからマッチさせる必要はあるなとは思った。それで、先ほど、MacBook Proのミュージックアプリに登録してあるアルバムの楽曲を一旦削除してから、再度、CDからリッピングし直し、クラウド同期をやり直した。結果的にはクラウド同期は全てマッチになったので、今度こそはクラウド再生でiPhoneやiPadでアルバムを聴く際にも、「2020mix＆radio edit」で聴くことができそうである。これまで、なんかモヤモヤしたものが残っていたので、これで綺麗さっぱりしたなと思っている。
コメント