やちむんのCD「トゥナー,ストゥ&ピーツァ」を入手し、聞いた感想

ただいま、Amazonではブラックフライデーを開催中である。先日、やちむんの「床屋の孫」の中古盤を入手し、聞いた感想を書いた。その時点で「他のアルバムの入手は大変だろうな」と思っていたが、実は「トゥナー,ストゥ&ピーツァ」と「チムがある」の2枚はプレミア価格になっていたがAmazonにあったのを知っていた。

ただ、それに気づいた時にすぐには手を出さなかった。このプレミア価格ならば手を出す人はいないだろうから、Amazonのブラックフライデーセールでポイントが貯まる時に手を出そうと考えていた。

Amazonのブラックフライデーセールが始まって検索をかけるとまだ出品者から出品されたままだった。それで「トゥナー,ストゥ&ピーツァ」と「チムがある」の2点を確保した。「トゥナー,ストゥ&ピーツァ」は元の価格の倍するので痛いとは思ったが、オークションや中古市場でもあまり見かけないので、購入を決意した。ちなみに「チムがある」の方は元の価格とほぼ同じである、中古盤なのに。

2点の出品者は別々の人なので、別々に送られてくるが、「トゥナー,ストゥ&ピーツァ」は金曜発送の日曜の今日着で先ほど届いた。このアルバムは未開封品であるので新品に近い。背表紙が日焼けしているので完璧な新品というわけでもないが、未開封なので少なくとも「床屋の孫」みたいに歌詞カードがない、ということもない。

早速アルバムを聴いてみた。普段だと4K UHD Blu-ray PlayerでCDを再生するのだが、今日は気分でまだ所有していてなんとか動くレーザーディスクプレイヤーのCD再生機能で聞いてみた。テレビの画面も完全に黒になるので音楽に集中できるし、歌詞カードがあるから奈須重樹さんが何を歌っているかがよくわかる。

アルバムの印象だが、アコースティックな楽曲が多いと感じる。ゆったりとした時間が流れるような楽曲構成である。心地よい調べに身を任せて聞いていた。

2曲、山里満寿代さんがボーカルを取る楽曲があり、これまで集めたやちむんのアルバムを聴いていると山里満寿代さんの存在の大きさがよくわかる。やちむんのディスコグラフィーを見ても、オリジナル楽曲が多いのは山里満寿代さん在籍時の時だし、彼女の個性がやちむんというバンドに貢献していた部分は大きい。

基本的にアコースティックな楽曲が多いのだが、2曲ほどは結構音に厚みのある楽曲になっている。「ハブにかまれた猫みたい」はスペシャルボイスで何故か當間早志監督が参加しているが、どこの部分かわからなかった。あとでもう一回確認してみようと思う。

「一生売れない心の準備はできてるか」でも演奏されていた「ロード・トゥ・ナミノウエ」や「海の秘密」は、オリジナルアレンジを改めて聴くと、いい楽曲だなと感じる。特に「海の秘密」は映画の中で確か奈須重樹さんが「歌唱力を超えた作曲能力のために歌いづらい」と言っていたと思うが、それがよくわかるラインはすぐに判別できた。

総じてオキナワン・タイムを想起させるアルバムであり、ゆったりしたい時にはいいアルバムだと思う。後日、「チムがある」も届くと思うので、聴いたらまた感想は書きたい。しかし、これでまだオークションや中古CD店で見かけない残りのアルバムも欲しくなってくるから困ったものである。ぼちぼち探すしかないかと思っている。

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