ホワット・イフ…? シーズン2第6話「もしも…カホーリが世界を造り直したら?」(Disney+)

あらすじ

モホーク族のカホーリは、村の人が禁断の湖と呼ぶ場所にワッタと共に行ってしまう。そこは、戦いで死んだ者たちを綺麗に埋葬せずに、放置していたために汚れていた場所だった。

モホーク族の住む村にスペイン人の軍隊がやってきて、モホーク族を支配しようとする。カホーリとワッタは逃亡し、禁断の湖に逃げ込む。しかし、スペインの軍隊に狙われ、ライフルで撃たれたカホーリは、湖の底に沈んでしまう。

湖の底には本来の時間軸ではアスガルドにあったはずの四次元キューブが眠っており、カホーリは四次元キューブの力を得て、別の次元の惑星に到着する。そこにはカホーリの属する部族で行方不明になった者たちが沢山いて、四次元キューブの力を得て、スーパーパワーを持つようになっていた。

そこに住む者たちは楽園のような世界で平和に暮らしていたが、カホーリだけは元いた世界に戻ろうと奮戦し、次第に四次元キューブの力の使い方を学んでいく。そして、ついに元の世界に戻れるポータルを手元に引き寄せ、彼女は元の世界に戻ってスペイン軍と対決する。そして、スーパーパワーを得た者たちもそれに協力する。

感想

今回のエピソードは、モホーク族という本当に実在する部族の方々から色々な情報を得て制作されたものである。

ストーリー的には四次元キューブがもしもモホーク族の近くにあって、そのパワーに触れたら、という仮定の話ではあるものの、内容的には新たなスーパーヒーロー誕生物語になっている。

しかし、新鮮なのはモホーク族という部族から誕生するスーパーヒーローという点で、時代背景も中世なので、今までの「ホワット・イフ…?」やマーベル・シネマティック・ユニバースの世界観とは少し違いがある。新たなストーリー展開で、新鮮味がある。

主役はカホーリという若い女性であるが、彼女がスーパーパワーを得て、少しずつ身につけていき、最終的には自分の部族を守るためにスペイン軍と戦うという、展開的にはシンプルな話である。ただ、「ホワット・イフ…?」で新たなヒーロー誕生物語を創作されるとは思ってもみなかったので、意外である。

ラストで意外なヒーローが登場してくるのも楽しいところである。オープニングクレジットでそのキャラを演じる俳優の名前が出てくるので、どこで登場するのかと思ったが、ラストで登場とは、と思った。

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