中洲ジャズ 2024 vol.16をYouTube配信で楽しむ

去年まで、福岡に住んでいて楽しみにしていたイベントの一つは、毎年9月半ばに開催される無料のジャズイベント、「中洲ジャズ」だった。僕のお気に入りのアーティスト、Schroeder-Headzが出演するというのも楽しみの一つだったが、生のジャズを屋外のステージで、生ビールを飲みながら楽しむ、という行為が心地よかったからである。

今年も「中洲ジャズ」は9月14日と15日に福岡市中洲のあちらこちらで開催された。そして、Schroeder-Headzの出演も決まったのだが、僕自身が福岡の生活に別れを告げ、横浜での生活を始めたので、「中洲ジャズ」は見られないなと思っていた。Schroeder-Headzのライブは次の日曜日に東京・青山で開催され、チケットの確保もしてあるので、「中洲ジャズ」で見られなくてもいいか、とは思っていた。

しかし、「中洲ジャズ」開催日が近づくにつれ、Schroeder-Headzの出演時にスペシャルゲストとしてChemistryが出演するという話を聞いて、「見たいな。でも福岡まで遠征する気にはなれないし。」と思っていた。ただ、Xで話を聞くと、YouTubeでKBCが生配信をするという。KBCが生配信するのはKBC貴賓館ステージだけなのだが、そのKBC貴賓館ステージにSchroeder-HeadzとChemistryが出演するので、「これならば自宅で見られる」と思った。

昨日の夕方、17時半ぐらいからテレビをつけて、テレビ内蔵のYouTubeアプリでKBCが生配信している「中洲ジャズ」を見始めた。テレビはeARC経由でAVアンプとスピーカーにつながっているので、大画面&高音質な音響で「中洲ジャズ」を楽しめるわけである。

実際、テレビで見る「中洲ジャズ」は屋外ならではの開放感はないものの、自宅でエアコンを効かせた部屋にいて、お酒を飲みながらの鑑賞は、なかなか楽しいものだった。

出演者も水谷千重子のステージとかは面白かったし、結構楽しめた。そして、Schroeder-HeadzとChemistryのステージは、圧巻だった。Schroeder-Headzも昨年の中洲ジャズ以降、福岡ではライブをしてこなかったと思うので、僕自身ライブを見るのは1年ぶりになる。配信という制限はあるものの。

演奏したのは、僕の記憶が定かであれば、下記の通りである。

  1. newdays
  2. Hype
  3. Rhapsody in Summer
  4. A Cat and Vagabond
  5. 曲名不明(Feat.Chemistry)
  6. PEACES OF A DREAM(Feat.Chemistry)
  7. Linus and Lucy

Schroeder-Headzは毎年「中洲ジャズ」に出演しているので、知名度がファンの間で高く、演奏を始めると結構手拍子が聞こえていた。5曲目と6曲目にChemistryが出演し、彼らの楽曲の演奏になったのだが、5曲目は曲名はわからなかった。Chemistryのファンではないからである。ただ、Schroeder-Headzのサポートで歌うChemistryの歌声は素晴らしいものがあった。

渡辺シュンスケの話によると、Chemistryとのコラボは一昨年に企画していたらしい。ただ、一昨年の「中洲ジャズ」は台風の影響で1日しか開催されず、Schroeder-Headzの出演する日はライブハウスからの配信限定になっていて、残念な思いをした記憶がある。その時、もし台風が来なかったら、一昨年にChemistryとのコラボが見られたわけで、その雪辱戦を今年果たしたということのようである。

「中洲ジャズ」をYouTubeで生配信で見られたことは、結構楽しい思い出になった。今年の唯一の心残りだった見に行けないライブだったので、配信とはいえ、自宅のホームシアターシステムで堪能できたのは、大変いいものだった。

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