ヴォイジャーはタラクシア人の住む小惑星隊を発見する。デルタフライヤーで調査に出かけたニーリックス達は、鉱物を採掘する異星人の爆雷の衝撃を受け、小惑星に不時着してしまう。負傷したニーリックスはタラクシア人達に救助されるが、そのタラクシア人達はどこの惑星に行っても迫害を受けていた為に、外部の人種に対して懐疑的だった。しかし、異星人がタラクシア人達の住む小惑星の鉱物を採掘しようとした時に、ニーリックスが艦隊の人間ではないからという理由で、タラクシア人達を助ける行動を起こしたことで事態は変わっていく。
シリーズ後半のヴォイジャーではめっきり活躍の減っていたニーリックスが久々に主役の話であり、そして最終回を待たずにその去就を決める重要な一篇になっている。ヴォイジャーのコメディ要素を担ってきたニーリックスが、ようやく同胞の中で安定した生活を送るという話は、シリーズ完結の前の話としてはよく出来ていると思う。特にタラクシア人の過去の悲劇はシリーズ前半でよく語られていたので、生き残ったものもそう多くはなく、その仲間に迎えられるというのは名エピソードだと思う。
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