佐野元春の「ヤングブラッズ」こそ、至高の一曲

僕が佐野元春のファンであるということは、「がちゃんの部屋」という本サイトで度々ライブレポートを書いていることからも明らかである。では、何の曲で佐野元春のファンになったかというと、これまで書いてきていない気がする。最初に佐野元春を知ったのは「ヤングブラッズ」である。1985年の国際青年年のNHKのテーマソング。それで佐野元春初のシングルベスト10に入った曲として、ラジオで大々的にオンエアされていたのを聞いたのがきっかけである。その後、名曲「SOMEDAY」、アルバム「No Damage」、アルバム「VISITORS」と立て続けに佐野元春の問題作を聞くようになり、すっかりファンになった訳だが、その後も色々な曲を聴いてきても、「ヤングブラッズ」への想いは変わることはなかった。アンチ佐野ファンでの間では執拗にStyle Councilの「Shout to the Top」のパクリだと喚き立てているが、それを聞いても、実際に「Shout to the Top」を何回も聞いても、「ヤングブラッズ」がお気に入りの曲であるという認識は変わりはなかった。多分それは、この曲が僕にとって、邦楽であまりに乾いた印象を持つ曲として、認知されているのではないかと思う。それだから今でも好きでよく聞いている。気分が落ち込んでいるとき、この曲を聴くと、立ち上がれそうな気がするのである。そういった訳で僕のテーマ曲でもあるこの曲だが、やっぱり詩がいいのだと思う。佐野元春独特の言い回し。それがこの曲を印象づけているところである。

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