Apple、iPhone6/Plusを発表、SIMフリー版も同時発売

本日の深夜2時、Appleから噂の流れていたiPhone6の発売が発表された。事前の予想通り、iPhone6は4.7インチのディスプレイサイズ、iPhone6Plusは5.5インチサイズで、いずれも大型化、スペックもiPhone5sよりアップしているのが特徴である。まあ既に色々なサイトで書かれていることなので、ここで書いてもあまり面白くないから、別のことを書く。今回情報を追っていて驚いたのが、SIMフリー版も同時発売するということである。通常のiPhoneは大手キャリア(docomo、au、SoftBank)以外の別のキャリアを使えないようにしている。例えばdocomoで契約してしまうと、そのiPhoneは、後でauやSoftBankに移動しても、使えないのである。ところがSIMフリー版の場合、キャリアを移動したとしても、機種を変更することなく、キャリアが発行するSIMカードを差し替えればそのまま使えるのが特徴である。で、これが何の利点があるかと言うと、最近急速に普及し始めているMVNOと呼ばれる、大手回線をレンタルして、独自のサービスを行うキャリアのSIMを使うことが可能になるのが大きい。大手の回線をレンタルしているので、月々の料金が安く、低価格でiPhoneの運用を出来るメリットがある(もちろんデメリットもそれなりにあるのだが)。もう一つのメリットは、海外によく行く人に限られるが、海外で発行される現地のSIMカードを入れて、現地価格でiPhoneを運用出来るところにある。これについては、僕も今年の5月に台湾に旅行した際にSIMフリーiPhone4Sで現地SIMを使った例をブログやホームページに記している。ただ、SIMフリー版の場合、キャリアに紐づいていないため、サポート割が受けられず、機種代を丸ごと負担しなければならないという弱点もある。例えば今回のiPhone6の64GB版の場合、79800円を丸々負担しなければならない。キャリア契約だと、多分2-3万程度になるのではないか。そういうデメリットもあるものの、キャリアに縛られない運用が可能という点で、魅力的な端末だといえる。それが今回は初回ロットからApple Storeで販売というのは、大英断だと思う。僕は現在のキャリア支払いの関係上、とりあえず様子見にしようと思っているが、もしiPhone5sから買い替えるなら、SIMフリー版にしたいと思っている。

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