機動戦士Zガンダム 第34話「宇宙が呼ぶ声」

あらすじ

ラーディッシュから補給を受けたアーガマは、一呼吸つけたが、本格的には修理が必要だった。しかし、出資者のウォンはグワダンとドゴス・ギアの動きを気にし、アーガマのクルーに当たり散らす。そのドゴス・ギアではシロッコがグワダンの動きを注視していたが、配下のヤザンのアーガマ攻撃を単独攻撃に限り認めていた。ヤザンは、ラムザスとともにダミーを用いてアーガマのモビルスーツ隊を引きつけ、その隙にアーガマを撃沈させようとする。グワダンでの会談決裂時に負傷したレコアは、何かに呼ばれるかのように出撃して、ヤザンに惹かれるものを感じる。そしてレコアの乗るメタスは撃墜され、レコア自身はヤザンに救助される。

感想

ここ数話で何となく心ここに在らずであったレコアが、本格的にアーガマのクルーから離脱することになる重要なエピソード。Zガンダムでは結構敵と味方が入り乱れる感じがあるが、ティターンズのエマがエゥーゴに来たのと対照的に、エゥーゴで危険な任務ばかりしていたレコアは、気になっていたクワトロが何も言い寄ってこないことにも不満を感じ、もっと自分を認めてくれる男のところに行く、というインパクトある話である。それはシロッコとシャアの男としての度量の差であると思うし、シャアがZガンダムではファースト・ガンダムほど偉大でもない、ということかもしれない。

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