リッピングソフトの「AnyDVD」、開発元が活動停止

DVDのリッピングソフトとして知られる「AnyDVD」などを開発していたSlySoftが、公式サイトを閉鎖し、全活動を終了したことを報告している。これは、アメリカの映画会社がずっと過去から圧力をかけていたのであるが、SlySoftの本拠地であるアンティグア・バーブーダにはアメリカの著作権が及ばないことから、これまでAnyDVDは流通していたとのこと。しかし、2012年にDVDのコピーガードを回避する技術を使うことは著作権違反になってしまい、2014年にSlySoftのオーナーに罰金3万ドルが課せられたということである。それを受けて、ついにリッピングソフトの開発、提供を終了するに至ったということである。まあ、だんだんこういう著作権に関する法律は、厳しくなっていくな、というのが実感。正規にDVDを買って、バックアップ用にこういうソフトをつかっていた人もいるだろうに、正直著作権にうるさすぎる気はする。という話は2-3日前のVLC PlayerがTPPにより使用不可になるかも、という話でも書いた。とにかくアメリカの映画会社は自身の作品の著作権に厳しいと思う。Blu-rayなんかPCではまともに見られないことも多いし、それがかえって流通を妨げている感はある。4Kテレビなどは録画できないようにするとすら言っている日本の放送業者もあり、ますます消費者に不都合な状況になりそう。

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