那覇まちま〜いガイド文芸部編「地元ガイドが書いた 那覇まちま〜いの本」ボーダーインク

沖縄といえば、観光で潤っている土地である。青い空と青い海、独特の文化や食、人々の生活など、魅力が多い。その中で、沖縄本島の中心都市、那覇ではどうしても国際通りと牧志公設市場、首里城といった名所でしか観光は語られていないところがある。ここ数年、その那覇で普段の観光客が訪れないような裏路地や市場を巡ったりする「那覇まちま〜い」という観光ツアーが開催されている。電話やネット予約で受付をしていて、那覇の知られざる一面を大体1-2時間のツアーで紹介しているものである。価格も1000円から1500円とかなり安い。その「那覇まちま〜い」の観光ガイドが、自分の担当するツアーの詳細を文章にし、それをまとめた本がこの「地元ガイドが書いた 那覇まちま〜いの本」である。那覇はここ数年本土化が激しいが、そんな中でも、この本に記述のあるように、まだ沖縄らしい部分が那覇には残されている。それを巡るツアーの紹介ということで、沖縄に行ったことのある人にも、新鮮な印象を与える本になっているのではないかと思う。ガイドの書いた本なので、文章的にはプロにはかなわないが、それでも沖縄、那覇の魅力が伝わってくる本だと思うので、那覇の知られざる一面を知りたい向きにはお薦めの本である。ただ、この本は沖縄県内の出版会社であるボーダーインク社なので、本土の本屋では入手は難しい。ネット書店か大型書店の地方の出版物コーナーで探すしかないと思う。Amazonでは売っているのを確認したので、興味ある方は、Amazonで購入するのがいいと思う。

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