沖縄最古の映画館「首里劇場」解体へ、10月7日の最後の内覧会に行く予定

沖縄県那覇市の首里城近くに、沖縄最古の映画館「首里劇場」がある。1950年開館というから今年で73年にもなるが、2022年の春に館長さんが急逝されたために閉館になっていた。戦後の沖縄の文化を担ってきた映画館であり、1970年代からはポルノ映画館として営業してきたが、2021年に名画座として再スタートを切ったばかりの閉館であった。

僕が「首里劇場」の外観を見に行ったのはおおよそ1年前のことである。コロナ禍の中、沖縄に旅行に行った際に、2016年に購入した書籍「沖縄 オトナの社会見学 R18」を参考に首里城見学の折に訪ねて行ったのが始まりである。その後、平良竜次さんが製作した「首里劇場ノスタルヂア」という短編ドキュメンタリーを見たり、音楽バンド「やちむん」の活動開始30周年記念映画「一生売れない心の準備はできてるか」を鑑賞してその映画の舞台が「首里劇場」だったこともあり、気になる存在になっていった。

その「首里劇場」ではあるが、僕が存在を知った頃から解体の話は出ていた。「首里劇場調査団」という組織が、「沖縄の戦後文化の遺跡を調査、保護しよう」という目的で活動を続け、何回か内覧会も実施していたのであるが、僕は福岡住まいなのでなかなか沖縄の「首里劇場」まで足を伸ばすことは叶わなかった。

昨日の夕方、SNSのXを見ていたところ、平良竜次さん他何名かの方が、「10月13日から首里劇場は解体工事が始まりますので、10月7日に最後の内覧会を開催いたします」という告知を出していた。それを知った僕は、10月7日の予定をiPhoneでチェックして、何も予定が入っていないことを確認し、急遽「首里劇場」最後の内覧会に参加するべく、飛行機と宿の予約をiPhoneで行った。10月7日-9日は3連休になっているので、7日の飛行機の予約はできなかったが、前日6日の夕方の便ならばなんとか確保できそうだったので、仕事の都合を確認もせずに予約を入れてしまった。頭の片隅では「6日の午後はそんなに仕事は入っていないはず」という微かな記憶があったのも動いた理由である。6日の18:05福岡発の那覇行きPeach Aviationのチケットと、8日の朝の帰りのチケットを予約し、それが終わったら、最近トラブルが起きていたというBooking.comで那覇のホテルを2泊予約を入れた。

なんとか予約が完了したので、仕事が突然襲って来なければ、「首里劇場 最後の内覧会」には行けるはずである。今日、会社のPCを立ち上げ、6日のスケジュールを確認したところ、13:30から30分打ち合わせは入っていたが、その後はフリーだったので、勤務時間を短縮して早めに空港に行く手筈は整えた。沖縄フリークになっている僕的には、戦後沖縄の文化の象徴でもある「首里劇場」の最後を見ることは一大イベントであり、今から楽しみにしているが寂しい気持ちもある。iPhone 15 Proを購入仕立てで早速撮影に活用できるので、「首里劇場」を撮影し、記録として残したいと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました