あらすじ
かつて、ソーが地球にやってきたことで、異星人と地球の結びつきは強くなり、ハワード・ザ・ダックとダーシーは幸せな結婚をする。そして、二人の間に卵が生まれた。
しかし、その卵が生まれた時には惑星直列が起きていて、卵に力があると信じられていた。そのため、宇宙から卵を狙いに様々な敵が二人の前に現れる。
そうとは知らずにグランドマスターの招待するクルーズに卵と共に参加したハワードとダーシーだったが、グランドマスターの提供する朝食が自分たちの子供である卵と知って、卵を取り返そうとする。
卵は、ヨンドゥに奪われ、コレクターの元に持っていかれるが、そこにはカエシリウスがいて、彼の野望のために卵の力を使おうとしていた。ハワードとダーシーはシールドのニック・フューリーに相談するが、ニックも卵の力を使おうと目論んでいたため、ハワードとダーシーは二人きりで卵を魔の手から守ろうと奮戦する。
感想
いつも想像の斜め上をいく「ホワット・イフ…?」シリーズであるが、今回はそもそも脇役というかカメオ出演しかしていないハワード・ザ・ダックとダーシーを強引に夫婦にして、二人の子供である卵の力をめぐっての宇宙を巻き込んだ争奪戦になるというとんでもない話である。
それも卵を狙うのはグランドマスターにヨンドゥに、カエシリウスに、ロキに、ニック・フューリーに、ついにはサノスまで加わるという豪華さである。サノスに至ってはインフィニティ・ストーンよりハワードとダーシーの卵の方が重要なのかよ? と突っ込みたくなるような話になっていて、この二人の卵にどんな力があるのかが興味の中心になっている。
クライマックスでその力が明らかになるのだが、本当に宇宙を一変させるだけの力を持っていて、それが端的に表現されるので、面白いエピソードだと思う。
どちらにしても、マーベル・シネマティック・ユニバースでは脇役でしかないハワード・ザ・ダックとダーシーがメインで活躍するというのは、結構笑える。ハワード・ザ・ダックといえば映画ファン的には1986年にジョージ・ルーカスが作って大コケした「ハワード・ザ・ダック」という映画の方が有名なぐらいなので。
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