映画「キャプテン・マーベル」(IMAX 3D/ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13)

マーベル・コミックの映画化で、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に繋がる、初の女性単独ヒーローが、この「キャプテン・マーベル」である。物語は、ヴァースと呼ばれる戦士が、過去の記憶がないことに悩まされていて、敵との戦いの最中、地球にやってきて、次第に過去の記憶と、真実に遭遇していく、という展開である。映画批評サイトであるRotten Tomatoでは、映画を観ていない観客が、意図的に酷評の投稿を行い、点数が操作されたことから、管理者側が投稿を大幅に消し去ったことでも、話題になっている映画である。そういう事実は認識した上で、映画を観たのだが、作品はかなり面白い。主人公ヴァースの過去が明らかにされるにつれ、彼女の立ち位置が変わってくるのが、見応えある。そして、若きニック・フューリーも物語に大きく関わってくるし、なぜか猫が物語のキーを握る、というのも予想外の設定で楽しめる。当然、「アベンジャーズ/エンド・ゲーム」にも繋がるようになっている。冒頭のマーベルのタイトルでは、原作者のスタン・リーを追悼する演出がなされ、彼のカメオ出演もありである。おまけ映像は当然あるので、最後まで席を立たないほうがいい。余談だが、IMAXのトレイラーも新しいものに変わっているのも、注目したいところである。他人の意見に気にせずに、この作品は楽しんでほしいと思う。

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