あらすじ
トニー・スタークとブルース・バナーが生み出した平和維持プログラム、ウルトロン。しかし、ウルトロンは誕生した時にプログラムで平和の状態を探査し、人類の抹殺こそが世界平和に役に立つ、と判断し、人類抹殺に動き出す。それを阻止しようとするアベンジャーズだったが、ウルトロンの行動を阻止できず、アベンジャーズは壊滅、ウルトロンが勝利する世界になってしまった。生き残ったホークアイとブラック・ウィドウは、ウルトロンの手下を撃破していくが、キリがなかった。そして、ウルトロン退治のための策を求めて図書館で資料を漁る。そこにはヒドラのゾラの情報もあった。一方、ウルトロンは自分のいる世界の他にも多数の世界があることを察知、それを管理しているウォッチャーの存在を認識し、ウォッチャーを撃滅すべく多元宇宙に入り込む。ウォッチャーはウルトロンに対抗するが、ウルトロンの方が上手で、多元宇宙の混沌とした世界を安定させようと企む。ウルトロンに勝てないウォッチャーは、ドクター・ストレンジに助けを求める。
感想
1話完結が当たり前に続いていた「ホワット・イフ…?」だが、今エピソードは、どうも次回に続く、という2話構成の展開のように感じる。もし、ウルトロンがアベンジャーズに勝って世界平和を取り戻そうとしたら、どうなっていたか、という話ではあるが、アベンジャーズ最強の敵、サノスすら瞬殺してしまうウルトロンの力は脅威である。そして、サノスが持っていたストーンを自分のものにして、多元宇宙に進出し、その混沌とした世界をも安定させるべく行動するウルトロンこそは、この「ホワット・イフ…?」では最強の敵ではないかと思う。もしもの世界をずっと観察してきたウォッチャーもその戦いに巻き込まれ、観察者としていることができなくなったのは、興味深い。そして、物語はまだ終わりを告げていない。多分、次回に続きが配信されると思うが、確証は持てない。この多元宇宙を安定させる野望を持ったウルトロンと、ウォッチャーとの戦いがどうなるかが、好奇心の中心にあろう。
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