東日本大震災1周忌

去年の今日、東日本大震災があった。それからもう1年も経つ。早いものだが、震災からの復興は芳しくない。原発事故も収束の気配がないような気がする。(政府の発表は別にして) 当時どうだったかを振り返ってみると、当日は僕は会社を休んでいた。転勤に備え、家電製品を買いにヨドバシカメラの横浜店に午前中から出かけていたのを思い出す。買い物を終わり、昼食を食べて早々に帰ったのが幸運だった。というのも御存知の通り、大震災の後電車が全てストップしてしまい、帰宅難民者でターミナルは溢れかえっていたからである。僕は家に帰った後引越し荷物のまとめをしていた。そして2時46分、何か窓ガラスがガタガタいうから風かなと思ったら、地震で、直後から電気がストップ、情報が全く入らなくなったのを覚えている。幸い実家に乾電池式のポケットラジオがあったので、それでニュースを聞いていたが、はっきりしない情報に苛立ったのを覚えている。震災の想像を絶する被害を知ったのはその2-3日後である。そして1週間後には僕は福岡に転勤。放射能汚染の心配の残る首都圏を離れ、新しい生活を始めた。それから早くも1年が経つわけである。次第に地震の強さが薄れていく中、今日は追悼式があるということで、震災の時間には黙祷した。犠牲にあった人たちのご冥福をお祈りすると同時に災害を風化させないための儀式であったような気がする。その他はいつもの週末を過ごしたわけだが、なんとなく意識は震災のことを考えていたような気がする。まだ震災は終わっていないのだろう。東北が復興し、原発が放射能を撒き散らさなくなるまでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました