カサレリアに戻ったウッソたちだったが、ザンスカールの停戦協定の破棄を視野に入れて、ホワイトアークを宇宙に上げるためにラゲーンの基地にブースターを取りに行った。そこでウッソはベスパの兵士の家族と出会う。彼が殺したも同然の兵士の家族に対して申し訳ない気持ちになるウッソはカサレリアのお墓に彼女たちを連れていく。そのころ宇宙から鈴の音のなるモビルスーツが超高空からラゲーンを攻撃し始めた。鈴の音をキーワードに調べたシャクティはベスパのファラ・グリフォンの存在を嗅ぎつけるのだが。
本エピソードはガンダムらしい人間話であるといえる。敵も味方もなく、死者に対して弔いの気持ちを持つということに対して、真正面から描いたストーリーだと思う。もちろんガンダム物だから後半は戦闘シーンもあるが、基本ベースがウッソと戦死した兵士の家族の交流の物語というところが、人間臭いストーリーだなと思った。Vガンダムも後半に入って、ようやく富野節が表れてきた感じがする。もちろんそれは悲劇的な展開が多いということなのだが。これからどうなるのか、楽しみである。
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