パリスとトレスがいつもの様に喧嘩をしていると、突如船内に異星人が転送されてきた。異星人はニリア人と名乗り、明るい照明や、人間環境では適応できないようだった。その内にニリア人が定期的に転送されてくると同時にヴォイジャーのクルーが何処かに転送され始める。残ったクルーは対応策を考えるのだが、ついに最後の一人であるチャコティも転送されてしまい、何処かの環境に全員揃うことになってしまった。ニリア人は、徐々に転送することで、船の乗っ取りを企てたのだった。しかしジェインウェイは逆襲を考える。
船が乗っ取られるというエピソードは、第2シーズンラストの「ケイゾン総攻撃」以来の話だと思うが、今回は自然の現象を意図したような方法で転送を企て、船を乗っ取るという狡賢いニリア人の特徴が表れていてとても興味深かった。ニリア人が自分たちのやっていることを正当化しているために、その他異星人を尊重しないやり方にファンとしては怒り、ジェインウェイたちの逆襲に喝采を上げるのだと思う。サブストーリーでは、パリスとトレスの関係について。この二人喧嘩ばかりしているが、明らかにお互いを意識している。そのせいでラストシーンの穏やかな終わり方には、心に残る物がある。途中の気候の寒い環境での二人の助けあいは距離を縮めたのではないかと思う。
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