前からアメリカのBlu-rayサイトで話題になっていたのだが、「スター・トレック ディレクターズ・エディション」の4K UHD Blu-rayが2022年9月6日にアメリカでリリースされることが確定した。「スター・トレック ディレクターズ・エディション」は、以前DVDで劇場公開版をベースに監督であるロバート・ワイズ監修の元、再編集と当時のCGで特殊効果を作り直したものがリリースされていたのであるが、CGによる特殊効果の作り直しの部分がSD画質で制作されていたため、Blu-rayリリース時には劇場公開版のみのリリースになってしまった。
2022年の春、4K UHDで劇場版第一作目の「スター・トレック」を作る時に、CGによる特殊効果の部分を4K UHD画質で作り直し、他のフィルム撮影部分も4Kでスキャンされ、HDR効果も持たせて、アメリカではストリーミング配信サービスであるParamount+で配信されていた。その時点から「2022年の秋に4K UHD Blu-rayでリリースする」とステートメントが出ていたのであるが、今回、正式に発売が決定したのである。
しかも、ディスクとしては2種類発売される。一つは通常版で「ディレクターズ・エディション」と「劇場公開版」の4K UHD Blu-rayのセットが発売されるが、もう一つが豪華版で「コンプリート・アドベンチャー」と銘打ち、「ディレクターズ・エディション」と「劇場公開版」、そして1983年にテレビで放映された時の「スペシャル・ロンガー・バージョン」を全て4K UHDで収録するというまさに豪華な仕様になっている。価格も高く、$110もするが、スター・トレック・ファンならば、是非入手したいところである。日本での発売はまだ未定だが、多分日本語仕様のディスクも発売されるとは思う。輸入盤の購入に抵抗ある人は、日本版のアナウンスを待ちたいところである。
ちなみに、2022年9月6日には、「スター・トレックII-VI」の4K UHD Blu-rayも同時発売される。こちらは、単品での発売と、I-VIのボックスセットでの発売と2つある。「スター・トレックII」と「スター・トレックVI」はディレクターズ・カットなので、こちらも見逃せないプロダクトである。単品価格はそれぞれが$30、ボックスセットは$126であるので、全作品欲しい人は、ボックスセットを買った方がリーズナブルである。
コメント