ホワット・イフ…? シーズン2第4話「もしも…アイアンマンがグランドマスターと出くわしたら?」(Disney+)

あらすじ

アベンジャーズがチタウリとの戦いで勝利した時、アイアンマンは地球に帰れず、宇宙を彷徨った挙句に惑星サカールに辿り着いてしまった。アイアンマンことトニー・スタークは、サカールの支配者であるグランドマスターと出会い、グランドマスターは、チタウリを倒したトニーをよく知っていた。

グランドマスターはカーレースのグランプリで競技者の戦いを楽しんでいたが、その競技の最中、サノスの娘、ガモーラが参入し、トニーを殺そうとする。サノスをトニーが倒す前にトニーを抹殺しようと企んでいたのである。

しかし、トニーもガモーラも、岩男もグランドマスターに囚われてしまう。しかし、頭脳明晰なトニーはグランドマスターの囚人捕獲装置を解除し、地球に帰ろうとするが、なかなかうまくいかず、カーレースに参加していたヴァルキリーと出会って、グランドマスターにカーレースで挑戦することになる。

トニーはカーレースでグランドマスターに勝って、サカールの民を解放する、と宣言し、グランドマスターとの戦いに身を投じる。グランドマスターもその勝負を受けるが、彼のやることなのでカーレースは罠がいっぱいで、グランドマスターに有利なように仕組まれていた。

感想

今回のエピソードは、「アベンジャーズ」のラストでチタウリを殲滅したトニーが地球に帰れず、ソーが訪れたことのある惑星サカールに辿り着き、代わりにグランドマスターと勝負する、というギャグっぽい話である。

単にグランドマスターに挑戦するだけの話ならば意外性はないのだが、そこにガモーラが参戦し、トニーの命を狙い続けることから、緊迫感はある程度生じている。ガモーラがどこまでトニーの命を狙い続けるかが、物語の肝になっていて、ラストの展開も意外性があってよろしい。

グランドマスターや岩男が出てくることで、物語は結構ギャグっぽいので、気楽に見られることになる。「アベンジャーズ」の正史ではアイアンマンことトニー・スタークはサノスと戦って戦死するので、「ホワット•イフ…?」という話ではあるものの、彼が主役の話が見られるのは、楽しいし、嬉しい誤算である。

ゲストにヴァルキリーも登場するので、出演者は結構多彩である。ラストにはサノスも登場する。クリスマス当日の話としては関連性はないものの、笑えるエピソードでいいかと思う。

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