iOS 17.2にアップデートしたiPhoneをMacに接続して同期すると「同期の準備中」のまま先に進まなくなるバグが発生していた。その対処方法は、以前記事に書いていて、アクセス数もかなりあった。
iOS 17.2.1でもバグは解消されず、放置状態にあったのだが、今日未明、iOS 17.3とmacOS 14.3がリリースされたので、バグ修正の期待を込めてアップデートした。
海外のフォーラムでは、「iOS 17.3RCでもバグは治っていない」という指摘があったので、期待していなかった。実際iOS 17.3にアップデートしても「同期の準備中」で止まっていた。
その後、Apple WatchをwatchOS 10.3にアップデートし、macOSを14.3にアップデートして、再度テストをしてみた。それでも「同期の準備中」で止まってしまった。
海外のフォーラムでは「Apple Watchの電源をオフにして同期すると同期が完了する」という書き込みが散見されたので、Apple Watchの電源をオフにしてiPhoneとMacの同期を図ったところ大量の同期データがiPhoneからMacに同期され、同期は完了した。
その後、ネットを見ていると、Apple Watchの電源をオフにしなくても同期は完了する、という情報も得たので、試しにテストしてみた。Apple Watchの電源をオンのまま同期すると「同期の準備中」で止まるのだが、そのまま放置してみたのである。
すると、数分経過後に同期は完了した。何回かテストを繰り返し、iPhoneとMacを再起動してからもテストしてみた。同期自体は数分かかるのであるが、同期はちゃんと完了し、macOSのLibrary/Logs/CrashReporter/MobileDevice/内にiPhoneのログファイルが作成されているのを確認した。
結論から言うと、iOS 17.2で発生していたMacとの同期が途中で止まるバグは、iOS 17.3とmacOS 14.3で一応は解消している。ただし、同期に時間はかかるので数分から10分程度は待つ必要はあるが、と言う前提がつく。少なくとも、これで「アクティビティモニタ」から「MDCCrashReportTool」を強制終了する必要はなくなりそうである。
もし、どうしても「同期の準備中」から先に進まないときは、MDCCrashReportToolを強制終了し、いったんiPhoneとMacの接続を外し、Apple Watchの電源をオフにしてから再度iPhoneとMacを接続しなおし、同期を取ればうまくいくので、アップルウォッチをお持ちの方はそれも念頭に入れておいて欲しい。
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