大貫妙子の名曲「都会」をBLU-SWINGの田中裕梨がカバーしていて驚く

Apple Musicで僕におすすめのステーションで、音楽をかけ続けている。基本のファンが佐野元春とTM NETWORKと土岐麻子とSchroeder-Headzなので、そこから近い楽曲が流れる。ヘビーローテーションになっている楽曲もあるが、時々意外な選曲で驚くこともある。

昨日から今日にかけて、Apple Musicでかかったのは、ジャズ・ポップ・バンドのBLU-SWINGのボーカル、田中裕梨が、大貫妙子の名曲「都会」をカバーしたもので、想定外の歌い出しに驚いたものだった。

僕が「都会」でよく知っているのは、土岐麻子がカバーをしている方である。時々ライブでも歌っているので、馴染みがある楽曲であるが、オリジナルの大貫妙子のバージョンはそんなに聞いているわけではない。たまにApple Musicで大貫妙子のオリジナルバージョンがかかることもある。ただ、僕の印象だと土岐麻子の方が強い。

シティ・ポップの名曲でもあるので、色々な方がカバーしているのだと思うが、BLU-SWINGのボーカリストである田中裕梨がソロで活動している時にこの楽曲のカバーをしていたのが新鮮で、聞き入ってしまった。アレンジも土岐麻子バージョンとは大きく異なり、よりポップな雰囲気を漂わせたアレンジになっていた。土岐麻子バージョンはもっとしっとりしているので、イメージがだいぶ異なり、新鮮な気分で聴いていた。

BLU-SWINGも最近お気に入りのバンドである。ジャズとJ-POPを融合させた演奏は、割とハマるのであるが、まだアルバムはベスト盤を1枚、Apple Musicでお気に入りにしているだけである。ライブを見たことはない。それでも、ボーカルの田中裕梨の歌いっぷりに惹かれるものはある。なので、注目しているボーカリストではある。

そんな立ち位置で、「都会」のカバーを聞いたので、心に引っ掛かるものを感じている。シティ・ポップ・ブームではあるが、新たな歌い手が自分の解釈で「都会」を歌い切るのは、聞いていて心地が良い。こういう音楽を聴くのは楽しいものである。

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