日本での洋画離れが深刻化

昨日、Yahoo!ニュースを見ていたら、東洋経済オンラインの記事を掲載していて、「日本における映画興行で洋画離れが深刻化している」という内容の記事が掲載されていた。僕自身は完全なる洋画ファンなので、興味をもってその記事を読んだのだが、なんとなく記事の内容には違和感を持っていた。

記事の内容は映画評論家の大高宏雄氏の分析をもとになぜ映画の洋画が低迷しているのかを推測していたが、まず、中級のヒット作を見ていた洋画ファンが減少している、という分析はなんとなく理解できる。僕自身もこの辺の洋画は映画館では見ずに自宅でBlu-rayや配信で見てしまうからである。ただ、個人的には映画を見ることを趣味にしてきた1990年代中盤から中級ヒット作は自宅で見ることが当たり前だったので、映画館離れを2000年代以降に入ってしたわけではない。元から映画館で映画をあまり見ないタイプの映画ファンだったのである。

で、分析の一つとしてハリウッド映画が定番化して日本人に飽きられた、とあるのだが、これは疑問を持っている。ハリウッドは結構世間を見てドラマ化しているので、その時期時期にあったストーリーを構築しているとは思う。ただ、大作映画になると定番化している感は否めない。CGに見慣れてしまったという意見もなんとなくはわかるが、映像革新的にはCGがより実写的になり、臨場感を高めていっているので、個人的には飽きていない。その辺は分析とは異なる見解である。

さらに、ハリウッドのスターがいなくなったとあるが、それはあるかもとは思う。ただ、僕はスターが出ているから映画を見る、というタイプではなく、アメリカで話題になっている映画を見る、というタイプなので、スター目当てではない。この辺も視点が違っているとは思う。

ただ、映画ファン、特に洋画ファンが劇場に戻って来ていないという解説には同意するので、僕個人は少し劇場ででも映画を観る回数を増やそうかとは思っている。元々ホームシアターメインとはいえ、劇場にも年6回ぐらいは通ってはいたのだが、もう少し増やしてもいいかとは思う。見たい映画があればだが。

どちらにしても、洋画ファンの僕からしても洋画に対する関心が世間では薄れているのは確かなようなので、この辺は、僕もこのブログやTwitter、Facebookなどで映画を見た感想などを発信はして、洋画の魅力再発見に努めたいと思う。

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