映画「マーベルズ」、MCU最低の最初の週末興行収入に

金曜日、映画「マーベルズ」をキャナルシティのIMAXレーザー4Kで見たことは書いた。当日の観客の埋まり具合が良くなかったのは気づいていた。個人的にはDisney+の「ミズ・マーベル」を見ていたこともあって、水準並みの面白さと評価を下していたが、アメリカでは映画俳優組合のストライキがあり、「マーベルズ」のPRを俳優が行うことができなかったことや、マーベル・シネマティック・ユニバースがDisney+でのドラマ版も包含し、熱心なファン以外にはとっつきにくい作風になってきているので、ロードショー前から「ヒットしないだろう」という観客の事前意見をネットでかなり見かけていて、僕もそうかなと感じていた。

今日、アメリカの興行収入を集計、発表するサイト、Box Office Mojoでこの週末の全米および海外市場での「マーベルズ」の興行収入が公表された。結果は散々たるものであり、北米での興行収入はわずか47百万ドル、海外市場でも41.5百万ドルでトータルで1億ドルにも達していないのである。マーベル・シネマティック・ユニバースの30以上ある作品の中でも過去最悪の成績であり、マーベル・スタジオの作品作りが観客から見放されている感がある。

もちろん、マーベル・シネマティック・ユニバースの作品の中でも初期の「インクレディブル・ハルク」とか「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」あたりは最初の週末の興行収入は悪いのだが、それでも50百万ドル以上は叩き出しているので、いかに「マーベルズ」の興行収入が低迷していたかが、よくわかるというものである。

映画俳優組合のストライキにより映画制作が滞っているので、2024年はマーベル・シネマティック・ユニバースの映画作品が1作しか公開されない、ということもあり、今後の展開に暗雲が立ち込めている。次のアベンジャーズのヴィランになると噂されているカーン役の俳優が女性に暴行を加えて裁判沙汰になっているためにヴィラン降板か、という話も含めて、見通しは明るくない。

どちらにしても、マーベル・シネマティック・ユニバースの世界観があまりに作品を作りすぎて、熱心なファン以外ついていけないところに問題はあると思うし、この先、どう展開していくのか、疑問は残ってしまうが、多分僕は引き続き全作品追いかけ続けるのだろうなと思っている。

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