レビューの詳細は、ブルーエンジェルズ(4K UHD/Amazon Prime Video)|Apple TVで観た映画のレビューを参照のこと。
おととい、神奈川で用事があった際に用事が午前中で終わってしまったので、空いた午後に池袋にあるグランドシネマサンシャインで開館5周年を記念して1週間限定公開されていた、「映画「THE BLUE ANGELS」(IMAXレーザーGT 2D グランドシネマサンシャイン)」をIMAXレーザーGTで鑑賞したのだが、映画の迫力は素晴らしかったのだが、何せ日本語字幕がないため、英語の会話をただ聞くしかなくて、内容の理解が乏しかった。
自宅に帰ってきて、この「THE BLUE ANGELS」の情報をネットで漁っていたところ、すでにAmazon Prime Videoで見放題配信を行なっていることがわかった。日本でのタイトルは「ブルーエンジェルズ」になっていて、当然日本語字幕付きである。しかも、Amazon Prime Videoにしては数少ない4K UHD/HDR10での配信ということもあったので、内容の理解をするのと、劇場のIMAXレーザーGTと自宅の55インチ4Kテレビでの映像の違いを比較したくて、一昨日見たばかりなのに、もう一回視聴した次第である。
レビューはリンク先の通りなので、IMAXレーザーGTと自宅ホームシアターでの比較について触れたいと思う。
自宅ホームシアターだと、画面のアスペクト比はIMAXレーザー4Kと同じ1.90:1での配信になっている。なので、IMAXレーザーGTの1.43:1のアスペクト比と比較すると、画面の上下が切れていて、また、スクリーンサイズに差がありすぎるので、ホームシアターだと圧倒的な迫力が消え失せてしまっている。比較をしなければホームシアターででも4K UHDで配信されているので解像度は素晴らしいものがあるし、HDR10による色表現はリアリズムの極地に至っているので、IMAXレーザーGTで鑑賞していない人ならば、それなりにお勧めできる映像ではないかと思うが、IMAXレーザーGTで鑑賞すると、物足りなさは残る。
音響もDOLBY DIGITAL 5.1chなので、IMAXレーザーGTの12Trackサラウンドに比べると、どうしても頭上方向の音がなくなっていて、寂しいものはある。5.1chのサラウンドも終始視聴者を取り囲むサラウンド構成になっているので、映像に寄り添う音響効果を堪能できるのだが、IMAXレーザーGTの12Trackサラウンドに比べると、少々物足りないものは感じる。
総じて、この映画はIMAXレーザーGTで鑑賞するのを目的にしたような作品であるため、ホームシアターでは物足りないところがあるのは仕方ないと言える作品である。ただ、ホームシアター単体として見たら、かなり高画質、効果的サラウンドを提供している作品であり、デモンストレーション映画としてはおすすめできるのではないかと思う。
池袋のグランドシネマサンシャインのIMAXレーザーGTでの上映は2024年6月28日-7月4日までの1週間限定なので、鑑賞できるチャンスは少ないと思うが、池袋に行ける人は劇場で見た方がいいし、池袋に行けない人もホームシアターのデモンストレーション映像として楽しむことはできると思う。
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