あらすじ
フィスクがニューヨーク市長になったことで、ニューヨーク市警の本部長は自らの地位を辞任しようとしていた。それはフィスクが犯罪に手を染めていたことに対する批判の意味合いがあった。本部長が辞任すれば、ニューヨーク市警の警官たちも多数辞任するだろうと目され、治安維持に危機が走る。しかし、フィスクは本部長の弱みを握り、彼が辞任を自ら取り消すよう仕向ける。
地下鉄の駅で、一人の若者が男たち二人に絡まれていた。それを見咎めたヘクターという男は、男たち二人と乱闘になり、そのうちの一人が駅に入ってきた地下鉄に撥ねられて死んでしまう。残った一人が「警察だ!」と名乗り、ヘクターは逮捕されてしまう。
マードックはヘクターが捕まったことを異常な聴覚で知り、彼を弁護することを決める。ただ、ヘクターは元軍人であり、まともな人のようだったが、何かを隠しているともマードックは思っていたので、事務所の人間にヘクターの身辺を探らせる。
フィスクはBBという若い女性の取材を受ける。BBは街の意見を取り上げてまとめていて、フィスクにとっては使い物になるという判断がされていた。そんなフィスクは、道路に穴が空いて渋滞しているところにハマり、その場で工事人たちに穴を塞ぐよう指示し、街の人たちの信頼を得る。
マードックと付き合うことになったグレンは、自身が書いた本の紹介とサイン会をする。そのサイン会にはフィスクの部下も参加していた。グレンはフィスクとその妻であるヴァネッサにカウンセリングを行うことになり、守秘義務を結ぶ。
マードックはヘクターの無罪を勝ち取るために、男たち二人に襲われていた若い男を探していた。事務所の人間がヘクターの身辺を探っていたところ、ヘクターがホワイトタイガーとして自警行為を行っていたことを知る。マードックはヘクターが自警行為を行っていたことは、裁判とは関係ないことを徹底させる。
そして、マードックは若い男を見つけ出し、彼を警察の追及から逃げさせる。マードックは警察の暴力を受けるが、本来彼が持っている格闘術で警察をのめしてしまう。
感想
初回配信が2話同時なので、本日書いた第1話のあらすじと感想に続いて、第2話のあらすじと感想に入る。
今回も「デアデビル」自身の登場はなしである。しかし、マードックが警察の暴行を受けて反撃するシーンがあり、そこはデアデビルのスーツを着ていなくてもマードックの戦闘能力の高さを垣間見ることができる。
今エピソードでは、フィスクが清廉潔癖なフリをしながら段々暗躍し始める様子が描かれている。それでいて、マードックと付き合い始めたグレンに妻のヴァネッサと共にカウンセリングを受けているところは、また異常な光景である。単なるヴィランとしてのフィスクではなく、いろいろ裏がある描き方をしている。
そして、エピソードとして今後も続きそうなのが、警官殺しの罪を被っているヘクターという男の今後についてである。彼がホワイトタイガーとして悪と戦っていることは今回のエピソードでも描かれていたが、どうも彼と乱闘になり、死んだ警官は何かある組織に入っているかのようであり、ヘクターが助けようとした若い男の正体とともに、今後の盛り上げに使われそうな感触である。
2話を見て、ヒーローであるデアデビルこそ登場はしないものの、なかなか面白い展開を繰り広げるドラマだと感じているので、続きが楽しみである。
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