Apple、テロ犯人のiPhoneのロック解除命令を拒否

18日のことだが、ロイターが伝えたところによると、昨年12月にカリフォルニア州で起きた銃乱射事件を受けて、連邦地裁はAppleに対し、容疑者が持っていたiPhoneのロック解除を命じていた。ロックが解除されれば、犯人の意図や、行動が判明するのだが、その代わりに司法がiPhoneの個人情報の暗号化を破る仕組みを知ってしまうことで、普通のユーザーのプライバシーを危機にさらすことにもなる。現在連邦地裁は総当たり法でパスワードを解こうとしているみたいだが、iPhoneは6回パスワードを間違えると、データが消去されるようになっているため、連邦地裁が、Appleに対してiPhoneのロック解除法の開示を求めていたということである。それに対し、Apple側は、すでに書いた通りの普通のユーザーに対するプライバシーの危機から、この命令を拒絶し、弁護士を雇って対決姿勢のようである。これは、個人的にはAppleに対して好感が持てる。犯罪は良くないとは思うが、一旦安全と思われていた暗号が解除されてしまったら、次は普通の人に対しても同様のことをしだすのは、世の国家権力の常で、それを阻止したいというAppleの姿勢には、共感を覚える。事件の行方がどうなるのか、気になるところであるが、僕の中ではAppleの株が上がった感じである。

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