PacketiX.NET、MobileFree.jpでRadikoのみをルーティングする方法

先日来MobileFree.jpとPacketiX.NETでRAdikoのエリア外聴取が可能になったことを書いたが、これの欠点が一つあることを記した。それはこのソフトたちを起動させると、デフォルトゲートウェイがこれらのソフトを経由してしまい、他のインターネットアクセスが速度低下を起こしてしまうという事である。これの解決方法はWindowsのルーティングをすればいいが僕には難しくて分からないと以前書いている。今回その方法が分かったので、自分が初期設定を忘れないようにここに記しておく。なお環境はWindows7 Home Premium SP1であることを記しておく。

1.まずネットワーク接続のローカル エリア接続のプロパティを開き、インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)とインターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)の両方ともプロパティから「詳細設定」を開き、「IP設定」タブの下の方にある「自動メトリック」のチェックボックスを外し、「インターフェース メトリック」を「1」に設定する。

2.VPN-VPN Clientのプロパティを開き、インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv6)の方は「自動メトリック」のチェックボックスを外し、「インターフェース メトリック」を「2」に、インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)の方は、「インターフェース メトリック」を「1」から「2」に変更する。これで、デフォルトゲートウェイのNICの優先順位が、通常のLAN回線に設定されることになる。VPNのLAN回線を優先順位を下げておく必要がある。

3.次に、コマンドプロンプトを管理者として実行する。「route print」コマンドで、インターフェース一覧を表示させ、「VPN Client Adapter – VPN」とある行の左端の数字を記録しておく。これが仮想LANカード(VPNのLAN回線)のインターフェース番号になる。僕の環境では「17」となった。

4.次のコマンドを入力する。僕の仮想LANカードのインターフェース番号は「17」なので、コマンドの最後に記されるインターフェース番号は17となる。また、メトリックはVPNの方を「2」に変更したので、設定でもそのように記述する。

route -p add 219.103.34.224 mask 255.255.255.255 10.0.0.1 metric 2 if 17

route -p add 219.103.34.226 mask 255.255.255.255 10.0.0.1 metric 2 if 17

コマンドのーpは、PCを再起動させても設定を保持するコマンドなので、不安な場合は-pを外して入力するといいかもしれない。この場合、PCを再起動させると、設定したコマンドは消えてなくなる。

5.入力したコマンドを削除したい場合は、

route -p delete 219.103.34.224

route -p delete 219.103.34.226

で削除できる。

これで、通常のインターネット回線は保持したまま、MobileFree.jpやPacketiX.NETを起動させたときにRadikoだけはこちらを通過するようにできる。

コメント

  1. つよきち より:

    はじめまして、ネットサーフィンをしていてあなた様のページを見ましてVPNの設定をしたら凄く快活になってよかったです。
    ありがとうございました。

  2. がちゃん より:

    今のradikoは認証時のみにVPNかませば、後はVPNのルーティングしなくても再生できますよ。VPNかませっぱなしにすると、他の方との兼ね合いでアクセス過多になって使いづらくなるので、止めたほうがいいでしょう。基本的に最初VPN接続、radikoで再生を確認、一旦再生を中止、VPNを解除、再度radikoを再生でいけます。

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