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スティーヴン・キング著「ザ・スタンド I」文春文庫

スティーヴン・キングと言えばモダンホラーの大家である。その中でもとりわけ話が長いのがこの「ザ・スタンド」。1978年と初期の作品だが、日本語翻訳されているのは完全版と呼ばれる元々構想されていたバージョンで、1990年に再刊されている。物語は...

平松洋子「焼き餃子と名画座 私の東京 味歩き」新潮文庫

タイトルにもあるように、著者の東京の料理店を巡るエッセイ集。ただ、読んでいて食に対する興味が今一つに感じられた。色々な店を紹介しているのだが、店の場所がどちらかというと中央線沿線に偏っているということと、料理の値段が僕からすると高額な感じの...

スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女[下]」ハヤカワ・ミステリ文庫

かなり長編な「ミレニアム」シリーズの第1章「ドラゴン・タトゥーの女」の後半部がこの本であるが、前半部でかなり丹念に人物描写をしていたせいもあってか、後半では事件の核心にどんどん進んでいくように感じる。それでも主人公ミカエルとタッグを組むこと...

スティーグ・ラーソン「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女[上]」ハヤカワ・ミステリ文庫

映画化されたことでも話題になったのが、スウェーデン産のミステリ小説「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」。かなり分量のある小説で、この上巻では物語の主人公になるミレニアム誌の編集者ミカエルと、一風変わった女・リスベットの話が平行にして描か...

米澤穂信「ボトルネック」新潮文庫

たまたまこの本を手にとったのは、新潮文庫のブックカバーのキャンペーンをやっていたからなのだが、読んでみると話にグイグイ引き込まれた。内容は主人公である嵯峨野リョウが恋人で死んでしまった諏訪ノゾミの弔いをしに金沢の東尋坊に来たところ、転落して...

下川裕治「世界最悪の鉄道旅行 ユーラシア横断2万キロ」新潮文庫

下川裕治というと僕にとっては沖縄文化の紹介者というイメージが強い。それは僕が沖縄の本を買うと大抵彼が執筆していることが多いからだが、実際の彼は貧乏旅行で世界を回り、タイに入れ込む旅行の神のような人である。そんな彼の企画したのがこの本にあるユ...

フランク・ミラー「バットマン:ダークナイト・リターンズ」小学館プロダクション

バットマンが自警団を辞めて早10年。ゴッサム・シティは荒廃していた。ブルース・ウェインは、バットマンでの悪への復讐の念を自動車レース等で紛らわせていたが、その心を抑えきれず、初老の域に達しているにもかかわらず、バットマンとして復活をする。お...

ラジオライフ、DVDのコピーガード外しのソフト掲載で逮捕

ラジオライフという雑誌がある。三才ブックスという会社が出しているラジオや無線、違法コピーのような情報などを載せている雑誌である。僕も内容的には関心あることが多いので、時々立ち読みをする。昔からタダで○○ができる、というような内容で記事を書い...

福井晴敏「虹の彼方に(下)」機動戦士ガンダムUC 10

大長編小説「機動戦士ガンダムUC」もついに最終巻。ラプラスの箱の秘密がついに明らかになり、ニュータイプとは何かという根源的な問に福井なりの解釈が加えられている。そしてブライト再登場、コロニーレーザーの登場、フル・フロンタルの正体が明らかにな...

福井晴敏「虹の彼方に(上)」機動戦士ガンダムUC 9

いよいよ最終章に向かって走るシリーズ第9巻。ここではラプラスの箱を目指すネェル・アーガマとユニコーンが、ネオ・ジオンと大攻防戦をするさまが描かれる。戦闘シーンは圧倒的で、ニュータイプとしての有り様も様々に描かれる。主要登場人物の何人かが表舞...
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