1ドル=150円台に突入 約32年ぶりの円安水準

今日の夕方、スーパーに買い物に行っている途中、iPhoneにインストールしてあるYahoo! JAPANアプリからニュース速報の通知があった。ここ数ヶ月、円安基調が続いていたが、今日の東京外国為替市場でついに1ドル=150円台の水準に達し、約32年ぶりの円安水準になったとのことである。

約32年ぶりというと、僕がまだ学生時代の話であり、カナダのバンクーバーに行っていた頃に重なる。その頃の為替に戻ってしまったということであり、日本の威力がどんどん縮小していっているのが、わかるというものである。

最近は新型コロナウイルスの影響で商取引にトラブルが生じているので、輸入盤4K UHD Blu-rayもあまり買わなくなったが、この輸入盤4K UHD Blu-rayの価格も日本円に直すと、当時購入を始めていた輸入盤レーザーディスクの購入価格と同じ程度まで値上がりしていて、正直旨味があまりない。それも、輸入盤レーザーディスクの時には個人輸入ではなく、代行業者を使っての購入なので、代行業者の取り分も含まれていての価格だから、どれだけ為替が上がっているかがわかるというものである。送料入れると1作品で6000-7000円もすると、どうしても手を出すのは躊躇する。もちろん、今はストリーミング配信でローコストに4K映画が見られるという選択肢が増えたのも、輸入盤4K UHD Blu-rayの購入を控えている理由の一つではあるが。

それと、昨日書いたが、AppleのiPhoneやiPad、Apple Watchといったデバイスの価格も円安基調の為替を受けて、軒並み値上がりしているのが、きついといえばきつい。iPhoneについていえば、iPhone 14 Proを購入した時にはiPhone 13 Proを高額で中古市場に売却できたので、実負担額はそう大きくはないし、iPad Proは円安基調で価格改定する前に購入してしまったので、これも実負担額はそう大きくない。新型ではないが。Apple Watch Ultraは流石に負担額は大きいが、まあ妥協の範囲だと思う。iPhone 14についていえば、今の日本の価格建は1ドル=123円程度の為替で計算されている、と聞いたことがあるので、ここまで円安が進めば、iPhone 14の価格が改定され、さらに値上げする可能性すらある。

この円安基調がどこまで進むのかは見通しすらつかないが、日本がますます貧しくなっていく予兆のような気がして、仕方ない。流石に固定相場制だった1970年台の1ドル=360円にはならないとは思うが、1ドル=150円台を更に進行していくような気はする。この調子だと、新型コロナウイルスの水際対策が緩和され、海外旅行が現実的になってきたとしても、旅費が高くて行きづらくなりそうである。

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